「最近の動物体験を語れ」という嬉しいリクエスト。
語らせていただきましょう。
いろいろあるんだけど、じゃあまずは4月に行ったMontana de Oro(スペイン語で『金の山』。黄色い花がたくさん咲くから)の州立公園でのキャンプの話ね。
あ、それは海岸線をサンタバーバラよりもまだずっと北に行って,温泉で有名なサン・ルイ・オビスポを越えた辺りにあります。ハースト・キャッスルのあるサンシメオンよりは南やで。
キャンプ場はこんな感じ。

うさぎもおるし、

うずらもいっぱいおったよ。
トサカが提灯みたいで可愛いっしょ。

サル。

鳥が逆クエスチョンマークで飛んでた。

ほんでこの断崖の横っ腹にね、

鳥たちが住んでるの!

海岸に下りたらアザラシがじっとこっちを見てたよ。

ムール貝もいたので夕食のお供になってもらいました。

「お、焼けたぞ」
「いい匂いだ」
「どれどれ」
「ちょっと。食べても大丈夫?」
「『武士の一分』で目が見えなくなったのは貝のせいじゃなかったっけ?」
まだしばらく目は使えなきゃ困るということで、誰も箸を付けられなかったのだった。。。
というわけで、晩ご飯はバーベキューと豚汁だったんですよ。
ね?

え?食べ物の話じゃなくて動物の話?
分かってる、分かってる。
とにかく、テーブルを見てください。こんな感じ。

バーベキューコンロと豚汁の鍋があるでしょ?

私と数々の山行を共にしてきたREIのカップもありますね?

このカップには今「森永ミルクココア」の粉が入っています。
お湯を沸かそうとしたところで
「まあまあビールを」
「まあまあワインを」
なんてことになってしまったので、ココアは飲みそびれていたのだ。
ビール。

そうそう、動物の話ですよ。そうですよ。
そして皆おなかもいっぱいになり、後片付けをして寝ましょうということになった。
たいていのものは車の中にしまったけど、クーラー、バーベキューコンロはテーブルの周りに置いておいた。まだたくさん残ってる豚汁の鍋はベンチの上に。ココアの入ったカップは明日の朝飲もうということでテーブルの上に。
「海辺は熊の心配しなくていいから楽ねー」なんて言いながら各自就寝。
風の強い夜であった。
「ガタン」
という音で目が覚めた。
あれ?バーベキューコンロがどうにかなったかな?
となりのテントからCさんが出てきた気配がする。
私は眠いのでわざわざ起きたくないんだなあ。
「今の音、風ですか。」
「風,、、じゃないと思う、、、、あ!!」
「なに?」
「タヌキだ!」
「ええ?」
テントから飛び出す。
おおお、隣のサイトのキャンピングカーの下から目が光ってるぞ。
3匹!
タヌキと言っても正確にはアライグマですね。そう、ラスカルですよ。
我々のテーブルをライトで照らすと。。。
「ねえ、Cさん、豚汁のふた開けた?」
「んなもの開けねえよ。あ、足跡が!」
ラスカルのヤツ、鍋のふたを開けて、きちんとテーブルの上に置いていました。まるで人が開けたみたいに。
両手を入れて具を食べてたのかなあ。
写真がないのが誠に残念。
肌寒い朝の温かい豚汁楽しみにしてたのに。
これも誠に残念。
朝起きると、私のREIカップも消えておりました。
ラスカル,ココアおいしかったかい?
お湯もらいにきてもよかったのに。
ラスカル親子が出入りしてたと思われる穴です。

キャンプサイトにぼこぼこ穴が空いてたので、ジリスが住んでるのかと思ったら、こいつでした。えっと、こいつの名前は、、、モグラじゃなくてプレーリードッグじゃなくて、、、、ど忘れしました。また今度。

動物体験記は続く〜。