2009年12月29日火曜日

食っているだけではない









サンタモニカ山系のSandstone Peakに行ってきました。
高低差もたいしたことなく、3時間ぐらいで一周できるトレイルです。
本当は雪山に行くつもりで準備していたのだけど、朝起きたら「4か月ぶりの山でいきなりアイゼン担いで雪山はちょっと。。。」と及び腰になり、この楽ちんトレイルで様子を見ようということになりました。

薄曇りで暑くなりすぎずハイキングにはなかなかいい天候。
さよう。ちょっと油断すると汗だらだらですからね。12月といえども。







マンザニータが咲いてるぐらいはいいんですが、









シュ、Shooting star(流れ星)???
夏の花でしょ、これ!?
シエラに行くと8月の半ば(初秋)になってやっと咲く地域もあるというような花ですが。
この辺はやっぱり1年中乾燥しすぎてるんやねえ。冬には少し雨が降るからなあ。























お昼はおにぎりとお味噌汁。
アマノフーズさんにもまったくよくお世話になっております。
今日はなめこ汁でした。
山男はなめこのようなネバネバ、ぬるぬるもんは好きじゃないやろなと勝手に判断して(貴重ななめこ汁をよく分かってないヤツに食べられたくはない)長ネギのお味噌汁をあてがっておきました。満足げでありました。










デザート。
あ、たった3時間のハイキングなのに。やっぱり食い過ぎか!


帰宅してクッキーを焼きました。(やはり食うことばかり)




















向こう側の茶色いのはチョコとピーナッツのクッキー。手前のクッキーの中から見えてるオレンジ色のもの、何だと思います?
にんじん?
と思うよねー。
これ,柿なんです。
柿のクッキーのレシピなんて珍しいなーと思って。
いろんなスパイスが入ってて,柿なんて言われてもよく判別できない味なんですが、なんかおいしいのよねー。

よかったら作ってみますか?
山男がどっかから手に入れてきた素人さん臭いレシピ集より。

Persimmon Cookies

柿の実   1カップ
無塩バター 1/2カップ
砂糖    1カップ半
小麦粉   2カップ
塩     小さじ1
重曹    小さじ1/2
バニラエッセンス 小さじ1
卵     1個
シナモン  小さじ1/2
クローブ  小さじ1/2
ナツメグ  小さじ1/2
ピーカン  1カップ
レーズン  1カップ

1。オーブンを180度に温めておく。
2。バターと砂糖を練る。
3。小麦粉、塩、重曹、スパイス類を混ぜる。
4。3にレーズンとナッツを加える。
5。4を2に加える。
6。柿、卵、バニラエッセンスを加える。
7。スプーンで天板に落としていき、13〜15分焼く。

焼き上がりはソフトな感じです。
それにしても何でもカップで計量しちゃえってとこがアメリカンなレシピですよねー。細かいことも気にしないって感じだし。
何よりも日本のお菓子の本だとバニラエッセンスはたいてい1〜2滴程度なのに、こっちのレシピじゃあいつも小さじで計量だ。最初はビビりましたよ。

まあそんなこんなでまたしても食いもの中心な日になってしまいました。

2009年12月28日月曜日

もう食えん

で、その翌日はクリスマスだったんだけれども、この晩はCちゃん夫妻(日米夫婦)のお宅におよばれ。
日本人5名、アメリカ人3名、ドイツ人1名でにぎやかなディナーでした。
いやー、飲んだ、食った。

私が持って行ったのは















マグロとタコのカルパッチョ。きゅうりと大根の薄切りを挟んで。上にのっけてるのは春菊です。簡単でうまいっすよ。オリーブオイル、ワインビネガー、オレンジシャンペンビネガー(アメリカにいる人はTJで手に入ります。絶対おすすめです!)、塩、引き立て粒こしょう(黒でもいいけど、緑や赤だと楽しい)、お醤油ひと垂らしです。


もう一品は




















この写真手前のサーモンとピーマンの南蛮漬け。
ケンタロウ氏のレシピです。
これも簡単で失敗なくうまいのでよく作ります。ケンタロウ,カツ代親子(の本)にはまったくよくおせわになっております。

写真の向こうにあるのはお客さまの一人がもってきたラザニア。きちんと作ってあるラザニア(私のは簡単ごまかしだからなあ)でおいしかった〜!

もう一人のお客さまのお料理はほっこりおいしい肉じゃがでしたが,写真を撮るのを忘れました。ゲージングループが「何これ?ヌードル?」とわいわい言っておったのは糸こんにゃくです。和食好きを標榜するアメリカンの間でもハードルの高い食べ物がこのこんにゃく。
我が家では「グレイ・マター(灰色の物質)」と呼ばれています。アメリカンには理解できない食べ物らしいのです。

こないだも郊外の日米夫婦のウチにこんにゃくを買って行きましたら、アメリカンだんなが「何これ?」というので「グレイ・マター」と答えたら、「おま、な、なんん、、、、、グレイ・マターって意味知ってるの?」と飛び上がられてしまいました。脳のことなんだって。おお、灰白質ね。

とにかく。
我が家でもご他聞に漏れず不評のこんにゃく。糸状だとオーケーだとこの聖夜に判明したのでございます。そしてそれはまたゲージンご一同様の統一見解となったのでございました。肉じゃが,日米相互理解への貢献度高し!そしたら作った本人(大阪女)が「あたしも普通のこんにゃくだめなんですよー。糸こんにゃくしかあかんくてー」と言ってました。そういうものなのねー。

そしてメインは、、、って何がメインだか何がなんだかもう分からなくなるぐらいいっぱい食べたのですが。Cちゃんの大盤振る舞い。








ローストチキン。2羽焼いたそうな。ニンニクとローズマリーで味付けした皮がぱりっとして肉がジューシーでうまい!












3日がかりで煮込まれた豚の角煮。絶品!







4種類のキノコづくし!キノコ大好きさ。







ケールとベーコン。ケールって意外とクセがなくていい付け合わせだねー。

ああ、おいしいおいしいとバクバク食いまくる。そうこうするうちにも白ワイン1本,赤ワイン2本が回ってくる。そうこうするうちにも泡盛2本も回ってくる。そのうちなぜか泡盛利き酒大会になり、Cちゃん夫の書斎からまた一本。
 久米仙
 島唄
 ニコニコ太郎
と飲み比べ、この日の優勝泡盛は「島唄」。リッチな味わいで他を制しました。
最近はイモ焼酎がうまいのねーと思っていたのですが、泡盛もうまいのねー。そして泡盛はタイ米で作るんですってね。知らんかったー。

このように酒飲みたちは盛り上がっておりますが(当然島唄を飲みながら島唄を歌うわけだ。寅さんのものまねをするヤツまで出てくるわけだ。手品も出てきたり、マーロンブランドになったりするヤツもいるわけだ)
ところが、飲まない人も当然いるわけ。
あまり料理のおかわりをしない人もいるわけ。
こいつらはCちゃんのデザート狙いなのだ。
Cちゃんのデザートは半端じゃなくうまいのだ。










抹茶ティラミス。









パッションフルーツムースケーキ。











チョコレートスフレケーキ。

その他にもチョコチップクッキーとか、ローズマリーのクッキーとか、いろいろあっておいしかったわけですが、私の1位はパッションフルーツムースケーキ!山男は「う〜〜〜〜〜〜ん、難しいが僅差で抹茶ティラミス!」でした。

いや〜、苦しい〜〜〜、もうだめ〜〜〜〜と倒れそうになっている私の横で「何かもうちょっと食べたいんだけどな〜」と首を傾げる手品師。「それはきっとフルーツでしょう!」「おお、まさにその通りだ!」と手品師はどんぶり一杯のフルーツ盛り合わせをシャクシャク食べておりました。おそろしや〜。

手品師も恐ろしかったが、翌朝「お腹が空いて目が覚めた」とノタマワったCちゃんも怖いぞ。この二人はそして決して太らない。底なし胃袋夫婦なのだ。

26日は底なし胃袋夫婦と文化的な催しへ。バレエ「くるみ割り人形」です。アメリカではこれをクリスマスの時期に見るのが定番なんですってねー。というわけでCちゃんも山男も子どもの頃に見たことがあるそうですが、手品師と私は本物のバレエを見るということ自体初体験。終演後早速スニーカーでつま先立ちを試しているお茶目な手品師でした。

劇場のクリスマスツリー。






















手品師といえば、こんにゃくといえば、クリスマスよりちょっと前の話ですが、手品師のおかげで生まれて初めてこんにゃくの寿司というものを食べてみることができました。










こんにゃくがぜーんぜん臭みがなくってとっても上品ないいお味に炊いてあるんですわ。そして中のご飯はしょうがとユズの香りがたっぷり。これは衝撃的なお味でございました。高知の片隅でおばちゃんがひっそりと作って売っているこのこんにゃく寿司が、なぜ南カリフォルニアで私の胃袋におさまったのか。その謎に包まれた経緯こそが韓国と福岡に出張に行っただけのはずの手品師の手品師たる所以なのでありました。

2009年12月26日土曜日

おなかいっぱい

毎年この季節は恐ろしい季節でございますが、今年もまた相変らず恐ろしい季節なのでござりました。

まあ、11月の誕生日,感謝祭、各種忘年会、クリスマスパーティーと食べ続けておるわけですが、極めつけはやはりこのクリスマス・イブとクリスマスの連ちゃん攻撃でございましょう。

まず、クリスマス・イブは山男の弟のお宅におよばれ。














ニンジンとビーツのスープ。白いのはヨーグルト。その上に乗っかってるのはニンジン。















バイソンのロースト。バイソン(バッファローと同じ)の肉は牛肉よりも脂肪が少なくて、そしてこんな風に調理されてると柔らかくてとてもおいしい。山男弟は肉のかたまりの周りにクミンだとかクローブだとかのいろんなスパイスやハーブをまぶして、ザクロの果汁をかけて焼いたそうです。難しくてよく分かりませんが、とてもおいしかったです。

アスパラガスの横にあるひな鳥のエサのカタマリみたいなヤツはドングリカボチャとアーモンドクッキーをいっしょにすりつぶしたものだとか。杏仁豆腐のような風味です。

















山男の姉ちゃんが作ったクランベリーと梨のケーキ。姉ちゃんのケーキはいつもうま〜い!
























そしておなじみもち粉マフィン。また作ってしまいました。やっぱりうま〜い!焼いて数時間以内だと紙が底に引っ付いて食べにくいんだけど、翌日以降になるとふしぎに紙離れがよくなります。
























私があげた絵本をお母さんに読んでもらってる山男の甥。「おむすびころりん」に日本語と英語と両方がついているのがあったので買ってみたのですが、次の日の昼に山男の弟に会ったら「あれから今までに最低5回は読まされたよ~」ってことでした。日本の民話が楽しめるとは渋いアメリカン4歳児である。

なんかすでにここまででお腹いっぱいになったのでクリスマスの日のレポートはまた次回に。

2009年10月21日水曜日

オスカル?

うみゅう〜〜〜な日々である。

局地的にごく局地的にお上にたてつかなきゃあいけないような羽目に陥っており。
同じような立場の人たちと意見交換をせねばならないのだが、同じような立場の人々はほとんどアジア人なので今ひとつ消極的で誰も出る杭になりたがらない。
しかしこのままほっといたらお上の思うつぼ。。。。

「みんな,自分の言いたいことをはっきり言いましょう。ほかの人の意見に耳を傾けてほかの人の意見も尊重しながら、自分の立場をはっきりさせましょう。その結果統一意見ができなくてもいいじゃないの。とりあえず、あたしの意見はこうだから」
と意思表明。

な〜んとなく、人々の意見が見えてくる。
「よっしゃ、じゃあ、次はこういう作戦で!」
と勝手に作戦を披露する。

ふんふんと鼻息荒くなっている私を見て山男がひと言。
「あんたはオバマか」

いやー、そういう感じじゃないのよねえ、なんていうのだろうか。。。。そう、私の今の気持ちは「シトワイヤン!」と声高らかに三色旗を振り回して市民を引きずり回す、、、、じゃなくて市民の先頭に立って突き進むオスカルの気持ちなのよねえ。

いや、それとも「七人の侍」で村人たちを煽動,、、、いや鼓舞する侍の気持ちか。

ちょと待った。
オスカルも侍も結局は敵/官/お上にやられちゃうんじゃなかったっけ〜?

と思っている間もなく作戦開始!
おお、すると次から次へと市民諸君の援護射撃が続くではないか。うううう感激。やっぱりオスカルだ〜。

と思っている間もなくお上から「ふざけた真似はやめろ」の一撃。
紙くずのようにくしゃ〜っとやられてしまったか。。。。いやいや、アジア人諸君の胸の火は静かに燃え続けておるらしいことも伝わってくる。
何のことだかさっぱり分からなくて申し訳ありませんが、戦いは静かに続いています。

しかし、今回のこの自由民権運動を通して思い知らされつつあることは「長いものに巻かれる人も巻かれない人もいるが、巻かれる人の中にも様々な巻かれ方があるのだな」ということです。
中小企業の社長ぐれいさんが「最近の若いもんは〜〜〜」と嘆いておられまして、自分のへなちょこだった若い頃を思い出すと冷や汗しか出ないわけですが、最近は自分でもなかなか大人になってきたじゃ〜ん、と思っていました。ぐれいさんにも「20年も立てばしっかりするわよ」と胸を張っていたところでした。(そんなに待てるか!と一蹴された。ごもっとも。)

でも、この長いものへの巻かれ方模様を眺めていると「ああ、そうか、世間はそうなのか。まだまだ青いわ、私」と、大人への道のりの長さにめまいを起こしそうになったりしているのでした。

だがしかし!抵抗の勢いは抑えなきゃいけないのかもしれませんが、妥協はしませんぜ!もしかしてラストサムライがいちばん近いのか。やっぱり踏みつぶされる運命なのか。まあ、いいや、渡辺謙渋かったし。

みなさん(シトワイヤン!),わけ分からないまま応援してて下さいまし。

2009年10月13日火曜日

アメリカンな和菓子たち

和菓子のくせになんでアメリカンかというと、それはアメリカで手に入る材料で作る和菓子だからです。
といっても、日系スーパーがあちこちにあるこの土地では、あまりアメリカンでもないのですけどね。

まずは最新作,もち粉マフィン!





















ウチの食料庫の中には衝動買いをした食材がいろいろ置いてある。もちろん使うつもりで買ったのだが、その後,時間がなかったり気が変わったりして使わないままいろいろなものが溜まっていくのである。

そしたら、お友達のじょうちゃんが「もち粉マフィンを作った!うまい!」と言うではないか。もち粉、長い間食料庫に眠ってます!小豆あん、缶詰買ったまま使われるあてがありません!教えて、教えて、とレシピをせがんで教えてもらいました。

もち粉(つまりもち米の粉)って簡単にお餅が手に入らないアメリカ在住の日本人向けにアメリカだけで売られてるものかと思ったら、日本でも売ってるのですってね。日本では見たことなかったような気がするんだけど。

じょうちゃんは、きゅうりさんから教えてもらったそうです。きゅうりさんはあちこちのレシピを自分で工夫して改良してこのレシピを編み出したそうです。混ぜて焼くだけ。私にもできるんだからどんだけ簡単かお分かりでしょう。

では、きゅうりさん,じょうちゃん、失礼してここにレシピを載せさせていただきます。


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もち粉マフィン 18個分 (私のは12個型だったけど、ほぼちょうど良かったです。)

材料

卵(大)  3個
砂糖 1/2カップ
もち粉 カップ2
ペーキングパウダー 小さじ1
塩 小さじ半分
サラダ油 2/3カップ
牛乳 1カップ半
餡 適量(1カップ半ぐらい)


1。オーブンを350度F(日本なら176度)にセットする。
2。マフィンの型にマフィン用の紙を敷いておく。
3。スプレーのオイルをかけておくと、取り出しやすい。
  (私はしなかったけどだいじょうぶでした)
4。卵を卵白と卵黄に分ける。卵白に砂糖を入れ、よく泡立てる。
5。卵白が泡立ったら、卵黄を加え、よく泡立てる。
6。5にもち粉、ベーキングパウダー、塩、油、牛乳を入れよく混ぜる。
7。6をマフィン型の半分ぐらい入れ、そこに餡を入れる。餡の上から残りの6を加える。
8。350度のオーブンで30分ほど焼く(焼き加減を見て)。

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でね、焼き上がりの中身はこんなん。
















ね。中がつまってる感じでしょう?モッチリもったりして、このモチモチ感がたまらんわけです。いちばん外側は微妙にさくさくしてて、その微妙さ加減がうまい!バターじゃなくてサラダオイルなのであっさりしてます。こってりしたのが好きな人はバターでもいいのかも?


あ、そういえば!
私きゅうりさんのもち粉関係のレシピを使わせてもらうのは2度目だった。
一度目は大福でした。






















これも簡単なくせにおいしかったなー。
きゅうりさん、ありがとね!

そういえば、じょうちゃんもきゅうりさんもちゃんとあんを自分で作るそうだ。
私のもち粉マフィンは缶詰の小倉あん。大福の時はハイキング隊の副隊長にいただいたあんを使いました。

だって、私にとってはあんづくりって大仕事なんだもの。
そうなんです。一生に一度だけ作ったことあります。あん。
〜〜〜 大阪でも広島でもこの場合「あんを炊く」というのがしっくり来るのですが、また東のほうの人たちに「炊くのはご飯だけ!」とか怒られそうなので「作る」にしとくわ。〜〜〜


えーと、これも一生に一度だけ作ったことのあるおはぎ。もうかれこれ3年前か。そう。この時に一大決心して小豆を炊いたのじゃった。(ええい、炊くでええわ、やっぱり)
















これは確かNHKの「きょうの料理」のレシピを見たんだと思います。同じ号に「ついでに作れ」と書いてあったので、作ったきんつばもどき。
















なんで「もどき」かというと中身があんだけじゃなくて、おはぎのご飯もいっしょに混ぜるというものだったので。これは見た目普通のきんつばみたいでおいしそうですけど、うーん、やっぱりあんこご飯でした。

よく考えたらたいていのお菓子も料理も一生に一度ってのが多いなあ。でも、もち粉マフィンは近いうちにまた作りたいと思ってま〜す。(ちょっとヤケドしちゃったけど。とほほ)

2009年10月4日日曜日

ごぼう









我が家のゴボウ畑。
例によって間引きしてない。

















なぜかキャットニップと共存。
キャットニップというのはミントの仲間ですけど、ニャンコさんにとっての効果はマタタビと同じ。普通は乾燥されたものがニャンコおもちゃとかに入ってたりするけど、生でも効果は当然ある。

「あるある」
(くーちゃん)


キャットニップは置いといて。ゴボウの話。
ゴボウを育てるのは今年初めて。
山男が種をまいてみた。
本を見ると「葉っぱが一部枯れ始めたら食べられる」と書いてある。
うーむ、まさに食べごろの状態?
と言いながら、この状態がかれこれ1か月以上続いているのだ。

2度ほど収穫して食べてみましたが,おおお、フレッシュでうまいじゃん!
ちょっとアクが強いけど、我が家のゴボウだと思うとなおさら愛しい。

しかし、この料理の得意でない日本人と西洋人のカップルでゴボウをこんなに食べきれるわけがない。。。。
と放置したまま1か月以上。
おいしいのになあ。。。どうしたもんかなあ。。。
おお、そうだ!
今日はお友達と晩ご飯。ついでに配ってしまえ。

「今日はあたしが掘るから!」
と、スコップ片手に日よけ帽子もかぶり、いざ庭へ。
「簡単じゃないんだよん〜」と山男はニヤニヤ。
「ふん!ひたすらまっすぐ掘ったらええんやろ!」
と掘り始めるが。。。。

すみません。
簡単じゃありませんでした。
スコップ小さいし。
ゴボウ密生してるし。
キャットニップのミントの匂いはムンムンするし。
しーちゃん、くーちゃんに手伝ってもらってたら、キャットニップハイで使い物にならんかったやろねえ。
土掘りぐらいできそうやけどねえ。



























奮闘中。
まだまだこんなぐらいでは抜けてくれません。





























だああ、とりあえず今日はこれだけ。
まん中のいちばん長いので43cmありました。
43cmも垂直に土を掘るなんて、人生初の経験やなかろうか。
長生きするといろんな経験ができるもんやね。
ふい〜、疲れた。

ウチの分もちょっと置いといて。
どうするかなあ、とりあえずきんぴらかなあ。
素揚げとかてんぷらもおいしいよねえ。

まだどうなるか分かりませんが、以前、いろいろてんぷらにして翌日のお昼に野菜天丼にした時の写真で雰囲気を味わっていただきましょう。
おおお、お宝のミョウガがのってるわ!
(ミョウガただ今の南カリフォルニア相場3本1パックで$6.99 = 627円!!)











アクの強いゴボウ,、、、それはつまりガスを発生させるゴボウなのだ。
お友達に嫌がられませんように。
ふふふ。いや、ぷぷぷ?

2009年10月3日土曜日

珍客



えっと、お客さま、お客さま?
どこにいらっしゃるんですか?









あ、こんなところに。
えっと、、、お見かけしないお顔ですが、こちらは初めてでいらっしゃいますか。








ああ、もしかしてオポッサム様?
はじめまして〜。
もしかして、年少さんぐらいですか、まだ?
お一人でご滞在?まあまあ、光栄ですこと。
もっといいお部屋を用意できますのに。この隅っこがよろしいんですか。
おくつろぎになれますか?






あ、何か言いたいことがおありになる?










「うるさいわ〜。あっちいけ〜」

あはは、失礼いたしました。
では、ごゆっくり〜〜〜。




この辺りでは害獣に数えられるオポッサム、実物を見るのは初めて。
変な動物だけど、赤ちゃんはやっぱり愛らしいわ〜。
夜行性で動きがスロ〜〜なので、ああやって口開けて威嚇するぐらいがせいぜいなんだそうです。
こんな動物がウチの裏庭で静かに育っていくなんて嬉しいわ〜。


と思ったら、今朝みたら自分の寝床の上に植木鉢をひっくり返して姿を消していました。
「なんや、こんな宿、気に入らんわ!!」
って夜中に暴れてぷいっと出て行かれたのでしょうか。

オピちゃんって名前まで付けたのに。
帰ってきて、オピちゃん〜〜〜。

2009年7月30日木曜日

夏の裏庭



3月に花盛りだとお伝えした裏庭の黄桃、ついに収穫に至りました。









中身はこんなん。ちゃんと桃になりました。

なーんて言うと、いかにも私が育てたみたいですが、裏庭仕事は山男の領域です。ストレス解消にいいとのことです。私がやるとかえってストレスたまっちゃいそう。

でもね。
この桃に関しては私の関与があるのだ。
花のミツを吸いにきて受精を助けたミツバチたちと同じぐらいの功績があると思っているのだ。ふんっ。(鼻息)

何したかというと、育ちそうにない要らん果実をがんがん間引きしてやったというだけなのですが。
山男は「もったいない」という気持ちが先に立ってしまうらしく、この間引きというのができない。そういう性質のためにせっかく実がなっても収穫に至らない果樹たちが家の裏庭にはいくつかあるんですね。それで私が悪者を買って出て、少しでも弱みを見せた桃たちはぶちぶちと。。。けっこうストレス解消になったかもしれません。


桃が立派に成長を遂げられた今、私の次のターゲットはマンゴーです。





これは間引き前。これからどう成長して行くか、また続編をそのうち。。。。



そういえば、3月に緑のパパイヤの写真もあったが、あのパパイヤはその後どうなったと思われる向きもございましょう。(え?ない?)
あれは、6月末に収穫しまして無事我々の胃袋におさまりました。ちょっと固めでしたが、きちんとパパイヤでしたよ。朝食のお皿の彩りに隅っこに並んでいるのがお分かりになるでしょうか。
















それと最後になりましたが、6月の半ばに我が家で初めてのカラーが咲きました。この写真はカラーのプロ、おりひめさんに捧ぐ。

2009年6月19日金曜日

動物たち 金の山の巻

動物好きの友人と久しぶりにごはんを食べた。
「最近の動物体験を語れ」という嬉しいリクエスト。
語らせていただきましょう。

いろいろあるんだけど、じゃあまずは4月に行ったMontana de Oro(スペイン語で『金の山』。黄色い花がたくさん咲くから)の州立公園でのキャンプの話ね。

あ、それは海岸線をサンタバーバラよりもまだずっと北に行って,温泉で有名なサン・ルイ・オビスポを越えた辺りにあります。ハースト・キャッスルのあるサンシメオンよりは南やで。

キャンプ場はこんな感じ。

















うさぎもおるし、


















うずらもいっぱいおったよ。
トサカが提灯みたいで可愛いっしょ。

















サル。
















鳥が逆クエスチョンマークで飛んでた。






















ほんでこの断崖の横っ腹にね、

















鳥たちが住んでるの!

















海岸に下りたらアザラシがじっとこっちを見てたよ。


















ムール貝もいたので夕食のお供になってもらいました。


「お、焼けたぞ」
「いい匂いだ」
「どれどれ」
「ちょっと。食べても大丈夫?」
「『武士の一分』で目が見えなくなったのは貝のせいじゃなかったっけ?」
まだしばらく目は使えなきゃ困るということで、誰も箸を付けられなかったのだった。。。


というわけで、晩ご飯はバーベキューと豚汁だったんですよ。
ね?

















え?食べ物の話じゃなくて動物の話?
分かってる、分かってる。
とにかく、テーブルを見てください。こんな感じ。
















バーベキューコンロと豚汁の鍋があるでしょ?




















私と数々の山行を共にしてきたREIのカップもありますね?















このカップには今「森永ミルクココア」の粉が入っています。
お湯を沸かそうとしたところで
「まあまあビールを」
「まあまあワインを」
なんてことになってしまったので、ココアは飲みそびれていたのだ。

ビール。

















そうそう、動物の話ですよ。そうですよ。

そして皆おなかもいっぱいになり、後片付けをして寝ましょうということになった。
たいていのものは車の中にしまったけど、クーラー、バーベキューコンロはテーブルの周りに置いておいた。まだたくさん残ってる豚汁の鍋はベンチの上に。ココアの入ったカップは明日の朝飲もうということでテーブルの上に。
「海辺は熊の心配しなくていいから楽ねー」なんて言いながら各自就寝。

風の強い夜であった。

「ガタン」
という音で目が覚めた。
あれ?バーベキューコンロがどうにかなったかな?
となりのテントからCさんが出てきた気配がする。
私は眠いのでわざわざ起きたくないんだなあ。
「今の音、風ですか。」
「風,、、じゃないと思う、、、、あ!!」
「なに?」
「タヌキだ!」
「ええ?」

テントから飛び出す。
おおお、隣のサイトのキャンピングカーの下から目が光ってるぞ。
3匹!

タヌキと言っても正確にはアライグマですね。そう、ラスカルですよ。
我々のテーブルをライトで照らすと。。。

「ねえ、Cさん、豚汁のふた開けた?」
「んなもの開けねえよ。あ、足跡が!」

ラスカルのヤツ、鍋のふたを開けて、きちんとテーブルの上に置いていました。まるで人が開けたみたいに。
両手を入れて具を食べてたのかなあ。
写真がないのが誠に残念。
肌寒い朝の温かい豚汁楽しみにしてたのに。
これも誠に残念。

朝起きると、私のREIカップも消えておりました。
ラスカル,ココアおいしかったかい?
お湯もらいにきてもよかったのに。

ラスカル親子が出入りしてたと思われる穴です。


















キャンプサイトにぼこぼこ穴が空いてたので、ジリスが住んでるのかと思ったら、こいつでした。えっと、こいつの名前は、、、モグラじゃなくてプレーリードッグじゃなくて、、、、ど忘れしました。また今度。
















動物体験記は続く〜。