2009年12月29日火曜日
食っているだけではない
サンタモニカ山系のSandstone Peakに行ってきました。
高低差もたいしたことなく、3時間ぐらいで一周できるトレイルです。
本当は雪山に行くつもりで準備していたのだけど、朝起きたら「4か月ぶりの山でいきなりアイゼン担いで雪山はちょっと。。。」と及び腰になり、この楽ちんトレイルで様子を見ようということになりました。
薄曇りで暑くなりすぎずハイキングにはなかなかいい天候。
さよう。ちょっと油断すると汗だらだらですからね。12月といえども。
マンザニータが咲いてるぐらいはいいんですが、
シュ、Shooting star(流れ星)???
夏の花でしょ、これ!?
シエラに行くと8月の半ば(初秋)になってやっと咲く地域もあるというような花ですが。
この辺はやっぱり1年中乾燥しすぎてるんやねえ。冬には少し雨が降るからなあ。
お昼はおにぎりとお味噌汁。
アマノフーズさんにもまったくよくお世話になっております。
今日はなめこ汁でした。
山男はなめこのようなネバネバ、ぬるぬるもんは好きじゃないやろなと勝手に判断して(貴重ななめこ汁をよく分かってないヤツに食べられたくはない)長ネギのお味噌汁をあてがっておきました。満足げでありました。
デザート。
あ、たった3時間のハイキングなのに。やっぱり食い過ぎか!
帰宅してクッキーを焼きました。(やはり食うことばかり)
向こう側の茶色いのはチョコとピーナッツのクッキー。手前のクッキーの中から見えてるオレンジ色のもの、何だと思います?
にんじん?
と思うよねー。
これ,柿なんです。
柿のクッキーのレシピなんて珍しいなーと思って。
いろんなスパイスが入ってて,柿なんて言われてもよく判別できない味なんですが、なんかおいしいのよねー。
よかったら作ってみますか?
山男がどっかから手に入れてきた素人さん臭いレシピ集より。
Persimmon Cookies
柿の実 1カップ
無塩バター 1/2カップ
砂糖 1カップ半
小麦粉 2カップ
塩 小さじ1
重曹 小さじ1/2
バニラエッセンス 小さじ1
卵 1個
シナモン 小さじ1/2
クローブ 小さじ1/2
ナツメグ 小さじ1/2
ピーカン 1カップ
レーズン 1カップ
1。オーブンを180度に温めておく。
2。バターと砂糖を練る。
3。小麦粉、塩、重曹、スパイス類を混ぜる。
4。3にレーズンとナッツを加える。
5。4を2に加える。
6。柿、卵、バニラエッセンスを加える。
7。スプーンで天板に落としていき、13〜15分焼く。
焼き上がりはソフトな感じです。
それにしても何でもカップで計量しちゃえってとこがアメリカンなレシピですよねー。細かいことも気にしないって感じだし。
何よりも日本のお菓子の本だとバニラエッセンスはたいてい1〜2滴程度なのに、こっちのレシピじゃあいつも小さじで計量だ。最初はビビりましたよ。
まあそんなこんなでまたしても食いもの中心な日になってしまいました。
2009年12月28日月曜日
もう食えん
で、その翌日はクリスマスだったんだけれども、この晩はCちゃん夫妻(日米夫婦)のお宅におよばれ。
日本人5名、アメリカ人3名、ドイツ人1名でにぎやかなディナーでした。
いやー、飲んだ、食った。
私が持って行ったのは
マグロとタコのカルパッチョ。きゅうりと大根の薄切りを挟んで。上にのっけてるのは春菊です。簡単でうまいっすよ。オリーブオイル、ワインビネガー、オレンジシャンペンビネガー(アメリカにいる人はTJで手に入ります。絶対おすすめです!)、塩、引き立て粒こしょう(黒でもいいけど、緑や赤だと楽しい)、お醤油ひと垂らしです。
もう一品は
この写真手前のサーモンとピーマンの南蛮漬け。
ケンタロウ氏のレシピです。
これも簡単で失敗なくうまいのでよく作ります。ケンタロウ,カツ代親子(の本)にはまったくよくおせわになっております。
写真の向こうにあるのはお客さまの一人がもってきたラザニア。きちんと作ってあるラザニア(私のは簡単ごまかしだからなあ)でおいしかった〜!
もう一人のお客さまのお料理はほっこりおいしい肉じゃがでしたが,写真を撮るのを忘れました。ゲージングループが「何これ?ヌードル?」とわいわい言っておったのは糸こんにゃくです。和食好きを標榜するアメリカンの間でもハードルの高い食べ物がこのこんにゃく。
我が家では「グレイ・マター(灰色の物質)」と呼ばれています。アメリカンには理解できない食べ物らしいのです。
こないだも郊外の日米夫婦のウチにこんにゃくを買って行きましたら、アメリカンだんなが「何これ?」というので「グレイ・マター」と答えたら、「おま、な、なんん、、、、、グレイ・マターって意味知ってるの?」と飛び上がられてしまいました。脳のことなんだって。おお、灰白質ね。
とにかく。
我が家でもご他聞に漏れず不評のこんにゃく。糸状だとオーケーだとこの聖夜に判明したのでございます。そしてそれはまたゲージンご一同様の統一見解となったのでございました。肉じゃが,日米相互理解への貢献度高し!そしたら作った本人(大阪女)が「あたしも普通のこんにゃくだめなんですよー。糸こんにゃくしかあかんくてー」と言ってました。そういうものなのねー。
そしてメインは、、、って何がメインだか何がなんだかもう分からなくなるぐらいいっぱい食べたのですが。Cちゃんの大盤振る舞い。
ローストチキン。2羽焼いたそうな。ニンニクとローズマリーで味付けした皮がぱりっとして肉がジューシーでうまい!
3日がかりで煮込まれた豚の角煮。絶品!
4種類のキノコづくし!キノコ大好きさ。
ケールとベーコン。ケールって意外とクセがなくていい付け合わせだねー。
ああ、おいしいおいしいとバクバク食いまくる。そうこうするうちにも白ワイン1本,赤ワイン2本が回ってくる。そうこうするうちにも泡盛2本も回ってくる。そのうちなぜか泡盛利き酒大会になり、Cちゃん夫の書斎からまた一本。
久米仙
島唄
ニコニコ太郎
と飲み比べ、この日の優勝泡盛は「島唄」。リッチな味わいで他を制しました。
最近はイモ焼酎がうまいのねーと思っていたのですが、泡盛もうまいのねー。そして泡盛はタイ米で作るんですってね。知らんかったー。
このように酒飲みたちは盛り上がっておりますが(当然島唄を飲みながら島唄を歌うわけだ。寅さんのものまねをするヤツまで出てくるわけだ。手品も出てきたり、マーロンブランドになったりするヤツもいるわけだ)
ところが、飲まない人も当然いるわけ。
あまり料理のおかわりをしない人もいるわけ。
こいつらはCちゃんのデザート狙いなのだ。
Cちゃんのデザートは半端じゃなくうまいのだ。
抹茶ティラミス。
パッションフルーツムースケーキ。
チョコレートスフレケーキ。
その他にもチョコチップクッキーとか、ローズマリーのクッキーとか、いろいろあっておいしかったわけですが、私の1位はパッションフルーツムースケーキ!山男は「う〜〜〜〜〜〜ん、難しいが僅差で抹茶ティラミス!」でした。
いや〜、苦しい〜〜〜、もうだめ〜〜〜〜と倒れそうになっている私の横で「何かもうちょっと食べたいんだけどな〜」と首を傾げる手品師。「それはきっとフルーツでしょう!」「おお、まさにその通りだ!」と手品師はどんぶり一杯のフルーツ盛り合わせをシャクシャク食べておりました。おそろしや〜。
手品師も恐ろしかったが、翌朝「お腹が空いて目が覚めた」とノタマワったCちゃんも怖いぞ。この二人はそして決して太らない。底なし胃袋夫婦なのだ。
26日は底なし胃袋夫婦と文化的な催しへ。バレエ「くるみ割り人形」です。アメリカではこれをクリスマスの時期に見るのが定番なんですってねー。というわけでCちゃんも山男も子どもの頃に見たことがあるそうですが、手品師と私は本物のバレエを見るということ自体初体験。終演後早速スニーカーでつま先立ちを試しているお茶目な手品師でした。
劇場のクリスマスツリー。
手品師といえば、こんにゃくといえば、クリスマスよりちょっと前の話ですが、手品師のおかげで生まれて初めてこんにゃくの寿司というものを食べてみることができました。
こんにゃくがぜーんぜん臭みがなくってとっても上品ないいお味に炊いてあるんですわ。そして中のご飯はしょうがとユズの香りがたっぷり。これは衝撃的なお味でございました。高知の片隅でおばちゃんがひっそりと作って売っているこのこんにゃく寿司が、なぜ南カリフォルニアで私の胃袋におさまったのか。その謎に包まれた経緯こそが韓国と福岡に出張に行っただけのはずの手品師の手品師たる所以なのでありました。
日本人5名、アメリカ人3名、ドイツ人1名でにぎやかなディナーでした。
いやー、飲んだ、食った。
私が持って行ったのは
マグロとタコのカルパッチョ。きゅうりと大根の薄切りを挟んで。上にのっけてるのは春菊です。簡単でうまいっすよ。オリーブオイル、ワインビネガー、オレンジシャンペンビネガー(アメリカにいる人はTJで手に入ります。絶対おすすめです!)、塩、引き立て粒こしょう(黒でもいいけど、緑や赤だと楽しい)、お醤油ひと垂らしです。
もう一品は
この写真手前のサーモンとピーマンの南蛮漬け。
ケンタロウ氏のレシピです。
これも簡単で失敗なくうまいのでよく作ります。ケンタロウ,カツ代親子(の本)にはまったくよくおせわになっております。
写真の向こうにあるのはお客さまの一人がもってきたラザニア。きちんと作ってあるラザニア(私のは簡単ごまかしだからなあ)でおいしかった〜!
もう一人のお客さまのお料理はほっこりおいしい肉じゃがでしたが,写真を撮るのを忘れました。ゲージングループが「何これ?ヌードル?」とわいわい言っておったのは糸こんにゃくです。和食好きを標榜するアメリカンの間でもハードルの高い食べ物がこのこんにゃく。
我が家では「グレイ・マター(灰色の物質)」と呼ばれています。アメリカンには理解できない食べ物らしいのです。
こないだも郊外の日米夫婦のウチにこんにゃくを買って行きましたら、アメリカンだんなが「何これ?」というので「グレイ・マター」と答えたら、「おま、な、なんん、、、、、グレイ・マターって意味知ってるの?」と飛び上がられてしまいました。脳のことなんだって。おお、灰白質ね。
とにかく。
我が家でもご他聞に漏れず不評のこんにゃく。糸状だとオーケーだとこの聖夜に判明したのでございます。そしてそれはまたゲージンご一同様の統一見解となったのでございました。肉じゃが,日米相互理解への貢献度高し!そしたら作った本人(大阪女)が「あたしも普通のこんにゃくだめなんですよー。糸こんにゃくしかあかんくてー」と言ってました。そういうものなのねー。
そしてメインは、、、って何がメインだか何がなんだかもう分からなくなるぐらいいっぱい食べたのですが。Cちゃんの大盤振る舞い。
ローストチキン。2羽焼いたそうな。ニンニクとローズマリーで味付けした皮がぱりっとして肉がジューシーでうまい!
3日がかりで煮込まれた豚の角煮。絶品!
4種類のキノコづくし!キノコ大好きさ。
ケールとベーコン。ケールって意外とクセがなくていい付け合わせだねー。
ああ、おいしいおいしいとバクバク食いまくる。そうこうするうちにも白ワイン1本,赤ワイン2本が回ってくる。そうこうするうちにも泡盛2本も回ってくる。そのうちなぜか泡盛利き酒大会になり、Cちゃん夫の書斎からまた一本。
久米仙
島唄
ニコニコ太郎
と飲み比べ、この日の優勝泡盛は「島唄」。リッチな味わいで他を制しました。
最近はイモ焼酎がうまいのねーと思っていたのですが、泡盛もうまいのねー。そして泡盛はタイ米で作るんですってね。知らんかったー。
このように酒飲みたちは盛り上がっておりますが(当然島唄を飲みながら島唄を歌うわけだ。寅さんのものまねをするヤツまで出てくるわけだ。手品も出てきたり、マーロンブランドになったりするヤツもいるわけだ)
ところが、飲まない人も当然いるわけ。
あまり料理のおかわりをしない人もいるわけ。
こいつらはCちゃんのデザート狙いなのだ。
Cちゃんのデザートは半端じゃなくうまいのだ。
抹茶ティラミス。
パッションフルーツムースケーキ。
チョコレートスフレケーキ。
その他にもチョコチップクッキーとか、ローズマリーのクッキーとか、いろいろあっておいしかったわけですが、私の1位はパッションフルーツムースケーキ!山男は「う〜〜〜〜〜〜ん、難しいが僅差で抹茶ティラミス!」でした。
いや〜、苦しい〜〜〜、もうだめ〜〜〜〜と倒れそうになっている私の横で「何かもうちょっと食べたいんだけどな〜」と首を傾げる手品師。「それはきっとフルーツでしょう!」「おお、まさにその通りだ!」と手品師はどんぶり一杯のフルーツ盛り合わせをシャクシャク食べておりました。おそろしや〜。
手品師も恐ろしかったが、翌朝「お腹が空いて目が覚めた」とノタマワったCちゃんも怖いぞ。この二人はそして決して太らない。底なし胃袋夫婦なのだ。
26日は底なし胃袋夫婦と文化的な催しへ。バレエ「くるみ割り人形」です。アメリカではこれをクリスマスの時期に見るのが定番なんですってねー。というわけでCちゃんも山男も子どもの頃に見たことがあるそうですが、手品師と私は本物のバレエを見るということ自体初体験。終演後早速スニーカーでつま先立ちを試しているお茶目な手品師でした。
劇場のクリスマスツリー。
手品師といえば、こんにゃくといえば、クリスマスよりちょっと前の話ですが、手品師のおかげで生まれて初めてこんにゃくの寿司というものを食べてみることができました。
こんにゃくがぜーんぜん臭みがなくってとっても上品ないいお味に炊いてあるんですわ。そして中のご飯はしょうがとユズの香りがたっぷり。これは衝撃的なお味でございました。高知の片隅でおばちゃんがひっそりと作って売っているこのこんにゃく寿司が、なぜ南カリフォルニアで私の胃袋におさまったのか。その謎に包まれた経緯こそが韓国と福岡に出張に行っただけのはずの手品師の手品師たる所以なのでありました。
2009年12月26日土曜日
おなかいっぱい
毎年この季節は恐ろしい季節でございますが、今年もまた相変らず恐ろしい季節なのでござりました。
まあ、11月の誕生日,感謝祭、各種忘年会、クリスマスパーティーと食べ続けておるわけですが、極めつけはやはりこのクリスマス・イブとクリスマスの連ちゃん攻撃でございましょう。
まず、クリスマス・イブは山男の弟のお宅におよばれ。
ニンジンとビーツのスープ。白いのはヨーグルト。その上に乗っかってるのはニンジン。
バイソンのロースト。バイソン(バッファローと同じ)の肉は牛肉よりも脂肪が少なくて、そしてこんな風に調理されてると柔らかくてとてもおいしい。山男弟は肉のかたまりの周りにクミンだとかクローブだとかのいろんなスパイスやハーブをまぶして、ザクロの果汁をかけて焼いたそうです。難しくてよく分かりませんが、とてもおいしかったです。
アスパラガスの横にあるひな鳥のエサのカタマリみたいなヤツはドングリカボチャとアーモンドクッキーをいっしょにすりつぶしたものだとか。杏仁豆腐のような風味です。
山男の姉ちゃんが作ったクランベリーと梨のケーキ。姉ちゃんのケーキはいつもうま〜い!
そしておなじみもち粉マフィン。また作ってしまいました。やっぱりうま〜い!焼いて数時間以内だと紙が底に引っ付いて食べにくいんだけど、翌日以降になるとふしぎに紙離れがよくなります。
私があげた絵本をお母さんに読んでもらってる山男の甥。「おむすびころりん」に日本語と英語と両方がついているのがあったので買ってみたのですが、次の日の昼に山男の弟に会ったら「あれから今までに最低5回は読まされたよ~」ってことでした。日本の民話が楽しめるとは渋いアメリカン4歳児である。
なんかすでにここまででお腹いっぱいになったのでクリスマスの日のレポートはまた次回に。
まあ、11月の誕生日,感謝祭、各種忘年会、クリスマスパーティーと食べ続けておるわけですが、極めつけはやはりこのクリスマス・イブとクリスマスの連ちゃん攻撃でございましょう。
まず、クリスマス・イブは山男の弟のお宅におよばれ。
ニンジンとビーツのスープ。白いのはヨーグルト。その上に乗っかってるのはニンジン。
バイソンのロースト。バイソン(バッファローと同じ)の肉は牛肉よりも脂肪が少なくて、そしてこんな風に調理されてると柔らかくてとてもおいしい。山男弟は肉のかたまりの周りにクミンだとかクローブだとかのいろんなスパイスやハーブをまぶして、ザクロの果汁をかけて焼いたそうです。難しくてよく分かりませんが、とてもおいしかったです。
アスパラガスの横にあるひな鳥のエサのカタマリみたいなヤツはドングリカボチャとアーモンドクッキーをいっしょにすりつぶしたものだとか。杏仁豆腐のような風味です。
山男の姉ちゃんが作ったクランベリーと梨のケーキ。姉ちゃんのケーキはいつもうま〜い!
そしておなじみもち粉マフィン。また作ってしまいました。やっぱりうま〜い!焼いて数時間以内だと紙が底に引っ付いて食べにくいんだけど、翌日以降になるとふしぎに紙離れがよくなります。
私があげた絵本をお母さんに読んでもらってる山男の甥。「おむすびころりん」に日本語と英語と両方がついているのがあったので買ってみたのですが、次の日の昼に山男の弟に会ったら「あれから今までに最低5回は読まされたよ~」ってことでした。日本の民話が楽しめるとは渋いアメリカン4歳児である。
なんかすでにここまででお腹いっぱいになったのでクリスマスの日のレポートはまた次回に。
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