2008年9月29日月曜日

2008年前半 =山=

「よそ見しながら」日記、あちらで1度書いてそれきりになっていました。
今回,こちらから再開です。
どうぞよろしく。

ま,いずれにしても山日記なわけですが,そう言い切るには恥ずかしいほど山とご無沙汰しています。
それでも,行った山は愛しい。
というわけで,ブログ再開にあたり,今年行った山を一気にご紹介。


1月12日 ボルディー山 Mt. Baldy












ロサンゼルス郡の最高峰、標高10,064フィート(3067.5メートル)に行ってきました。
この山は家から登山口まで1時間半という近場である上に、そこそこきつい山であり,1万フィートを超えているというので,「山に行きたいけど遠出はできない」という時に登りにきます。
標高の高い山に行く前のトレーニングにも使います。

この日はご覧の通り雪、雪。
しかも久しぶりの山だったのでばて気味で頂上まで辿り着けませんでした。とほほ。
まあ,いつでもまた来られる山だから,なんて思うと「今日はこの辺でいっか」なんていい気になっちゃうんですよね。


3月15日 ストロベリー山 Strawberry Peak












これも近場のよく行く山です。
表から行くと岩場をよじ登るのが楽しく,裏から行くと松ぼっくりの転がる眺めのいい稜線を歩くのが気持ちのいい山です。
標高6,164フィート(1,878.8メートル)。
この日は裏から行きました。
帰りには小雪がちらつく寒い日でした。


4月15日 サン・ゴルゴニオ山 San Gorgonio Mountain












この山も比較的近場。3回目です。
南カリフォルニアの最高峰。標高11,499フィート(3,505m)。
雪、雪、雪。
アイゼンとスパッツを付けての長いハイキングでした。傾斜も急だし。よ〜く気をつけていないと滑り落ちそうな雪の登りでした。
でも快晴の雪山は本当にきれい。
長過ぎる〜、もう嫌だ〜と言いながら、稜線に出た時の気分は爽快でした。稜線手前のガレ場では、もう二度と来るもんかと思わされましたが。
実際、このルートではもう行かないかなあ。。。。


5月20日 大文字山












いきなり京都です。
標高466メートル(1529フィート)なんて、そんなへなちょこな山。。。と思ったのですが、けっこう登りがいもあり、道にも迷いそうになり、山を下りたら天岩戸やら天照大神神社やらあって、なかなか思い出に残る山行になりました。
へなちょこ山なので小学校や幼稚園の遠足ルートになっているらしく、小さい人たちとの交流が嬉しかったです。
四年生は大文字山の歴史なんかに答えながら登って行くというお題を与えられており、「答え教えてほしいなー」なんて話しかけられたのですが、知るわきゃないやろ、ほとんどガイジン気分なんやから。
写真の中に下駄の歯みたいなコンクリートが点々とあるのが見えますか。(クリックすると拡大できます)
大の字の一部です。


6月7〜8日 ジョーダン温泉 Jordan Hot Springs












なんだかんだ言ってここも2度目ですなあ。
今年初めてのバックパッキングでした。
写真の場所は登山口から1時間ぐらいのところにあるCasa Vieja(古い家)という草地。時期が来ると毎年牛が放牧されるところです。去年は同じ場所で元気に走り回ってる牛を見たなあ。
Jordan Hot Springsというぐらいですから、温泉なんですよ、もちろん。川の中に温かい(熱い)お湯が沸いているところが何カ所もあるんです。
以前はちゃんとした湯船があってゆっくり浸かれたそうなんですが、森林局に湯船を壊されてしまって(全て自然のままに、ということらしい)、前回も今回も「なんとか浸かれないかなあ」と工夫を凝らす、というのが遊びの一つになっています。
今回は相方=山男がショベルで硫黄の垢を一生懸命掬っていました。


6月13〜15日 パイユート峠 Piute Pass












2泊3日のバックパッキングです。
シエラの山は、そして湖はどこに行っても美しい。
雪道を歩くのは好きじゃないんですが、それでも何度も来たくなる。ああ、生きててよかったと思わせてくれます。
今回はパイユート湖の湖畔で2泊キャンプ。
中日はパイユート峠(標高11,300フィート=3,444メートル)を越えてハンフリー盆地(Humphreys Basin)のデソレーション湖まで。キャンプ地にも一部雪が積もっていたので、冷蔵庫代わりに食べ物を埋めておいたら、日中に雪が緩んでしまい、リスに食べ物をやられるというハプニングもありましたが、夕食には山男が釣ったトラウトもおいしくいただきました。
写真はキャンプ地パイユート湖畔の夕暮れ。


7月20日 ドラー湖 Dollar Lake












どこ?
って、いやー、またまたゴルゴニオです。
シエラ・クラブの新人トレーニング用のバックパッキングにお伴。
1日目はテントを張った後、近くの岩場で岩登り(よじ登りです。ロープは使わない)の練習。二日目は本格的によじ登ってどこやらの頂上を二つ攻める、という予定でしたが、朝ご飯を食べ終わった頃に雷雨。急遽テントを畳んで下山ということになりました。
写真は雨上がりの青空。


8月4〜6日 ヨセミテ国立公園 Yosemite National Park












ヨセミテもよく行きますが、全然飽きません。
行けば行くほどもっと行きたくなる。
あのモコモコとした花崗岩とその間を縫うように流れる水、滝、湖に惹き付けられています。
今回は直前に起こった山火事のせいか、キャンプ場にキャンセルが出て、クレイン・フラットのキャンプ場に予約して泊まることができました。車を乗り入れてのキャンプです。
東京から来た姪二人を連れて、初日はマリポサ・グローブでジャイアントセコイアの森を歩き回り、二日目はミストトレイルからバーナル滝、ネバダ滝へ。ネバダ滝は上まで上がるのはやめて、滝壺の下流で水遊び。ああ、夏休み、、、と実感させてくれる川遊びでした。
写真は三日目タイオガロードから見たテナヤ湖。
3年前の3泊4日のバックパッキングの時に膝まで浸かって気持ちよかったことを思い出しました。


9月13〜14日 オニオン・バレー Onion Valley












これも車でのキャンプ。
車4台、総勢10名と1匹の大グループでにぎやかなキャンプでした。
一日目の昼間は各自思い思いに過ごし、4時から大晩ごはん大会。
いやー、食った、飲んだ。
アメリカのキャンプ場で大きなスルメを焼くというのも贅沢なもんです。ふふふ。

二日目は全員でギルバート湖(Gilbert Lake 標高10,417フィート=3,175メートル)へハイキング。
シエラの山登りの私の一番の楽しみは湖を泳ぐ魚を眺めている時間。
心がたゆたゆと安らいで広がって行く感じがします。
この湖にもたくさんの魚が。
でも、これは釣りを楽しむ人たちのために放流された魚なんですって。釣り客が多いので、魚が人慣れしててかかってくれないって山男がぼやいてました。
写真はそのギルバート湖の特等席の大岩でランチを食べる仲間たち。

以上が今年のこれまでの山行です。
いや〜〜〜、今年は少ないなあ。
もっと行かなきゃ!

2 件のコメント:

a さんのコメント...

GoogleでSan Gorgonioの情報を日本語で探していたらこちらに辿り着きました。

沢山ハイキング・バックパッキングされているんですね。私もSan Gorgonio、Mt. Baldy, Strawberry Peak等おなじみの山が出てきて楽しかったです。Sierraの山・湖の写真すごいですね。次は是非あちらのほうにもお邪魔したいものです。

また山のポスト、楽しみにしています!

山女 さんのコメント...

Ayumiさん、

はじめまして。コメントありがとうございます。Ayumiさんもあちこち登られるんですね?いろいろ情報交換しましょう!
山日記のつもりで始めたブログなのに、山の話が少ないですね。また山のこともぼちぼち書きますので、見に来てくださいね。