2009年10月13日火曜日

アメリカンな和菓子たち

和菓子のくせになんでアメリカンかというと、それはアメリカで手に入る材料で作る和菓子だからです。
といっても、日系スーパーがあちこちにあるこの土地では、あまりアメリカンでもないのですけどね。

まずは最新作,もち粉マフィン!





















ウチの食料庫の中には衝動買いをした食材がいろいろ置いてある。もちろん使うつもりで買ったのだが、その後,時間がなかったり気が変わったりして使わないままいろいろなものが溜まっていくのである。

そしたら、お友達のじょうちゃんが「もち粉マフィンを作った!うまい!」と言うではないか。もち粉、長い間食料庫に眠ってます!小豆あん、缶詰買ったまま使われるあてがありません!教えて、教えて、とレシピをせがんで教えてもらいました。

もち粉(つまりもち米の粉)って簡単にお餅が手に入らないアメリカ在住の日本人向けにアメリカだけで売られてるものかと思ったら、日本でも売ってるのですってね。日本では見たことなかったような気がするんだけど。

じょうちゃんは、きゅうりさんから教えてもらったそうです。きゅうりさんはあちこちのレシピを自分で工夫して改良してこのレシピを編み出したそうです。混ぜて焼くだけ。私にもできるんだからどんだけ簡単かお分かりでしょう。

では、きゅうりさん,じょうちゃん、失礼してここにレシピを載せさせていただきます。


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もち粉マフィン 18個分 (私のは12個型だったけど、ほぼちょうど良かったです。)

材料

卵(大)  3個
砂糖 1/2カップ
もち粉 カップ2
ペーキングパウダー 小さじ1
塩 小さじ半分
サラダ油 2/3カップ
牛乳 1カップ半
餡 適量(1カップ半ぐらい)


1。オーブンを350度F(日本なら176度)にセットする。
2。マフィンの型にマフィン用の紙を敷いておく。
3。スプレーのオイルをかけておくと、取り出しやすい。
  (私はしなかったけどだいじょうぶでした)
4。卵を卵白と卵黄に分ける。卵白に砂糖を入れ、よく泡立てる。
5。卵白が泡立ったら、卵黄を加え、よく泡立てる。
6。5にもち粉、ベーキングパウダー、塩、油、牛乳を入れよく混ぜる。
7。6をマフィン型の半分ぐらい入れ、そこに餡を入れる。餡の上から残りの6を加える。
8。350度のオーブンで30分ほど焼く(焼き加減を見て)。

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でね、焼き上がりの中身はこんなん。
















ね。中がつまってる感じでしょう?モッチリもったりして、このモチモチ感がたまらんわけです。いちばん外側は微妙にさくさくしてて、その微妙さ加減がうまい!バターじゃなくてサラダオイルなのであっさりしてます。こってりしたのが好きな人はバターでもいいのかも?


あ、そういえば!
私きゅうりさんのもち粉関係のレシピを使わせてもらうのは2度目だった。
一度目は大福でした。






















これも簡単なくせにおいしかったなー。
きゅうりさん、ありがとね!

そういえば、じょうちゃんもきゅうりさんもちゃんとあんを自分で作るそうだ。
私のもち粉マフィンは缶詰の小倉あん。大福の時はハイキング隊の副隊長にいただいたあんを使いました。

だって、私にとってはあんづくりって大仕事なんだもの。
そうなんです。一生に一度だけ作ったことあります。あん。
〜〜〜 大阪でも広島でもこの場合「あんを炊く」というのがしっくり来るのですが、また東のほうの人たちに「炊くのはご飯だけ!」とか怒られそうなので「作る」にしとくわ。〜〜〜


えーと、これも一生に一度だけ作ったことのあるおはぎ。もうかれこれ3年前か。そう。この時に一大決心して小豆を炊いたのじゃった。(ええい、炊くでええわ、やっぱり)
















これは確かNHKの「きょうの料理」のレシピを見たんだと思います。同じ号に「ついでに作れ」と書いてあったので、作ったきんつばもどき。
















なんで「もどき」かというと中身があんだけじゃなくて、おはぎのご飯もいっしょに混ぜるというものだったので。これは見た目普通のきんつばみたいでおいしそうですけど、うーん、やっぱりあんこご飯でした。

よく考えたらたいていのお菓子も料理も一生に一度ってのが多いなあ。でも、もち粉マフィンは近いうちにまた作りたいと思ってま〜す。(ちょっとヤケドしちゃったけど。とほほ)

11 件のコメント:

chiblits さんのコメント...

これは絶対に作らなくちゃ!!未だ餡子が残っているの。でももちこが2カップもあったかな~。半分でとなると、卵が1+1/2。 1/2個はちびにやればOK. もちこが足りない時はちょっとall purposeを足したりして。

dantin さんのコメント...

あら、日本人みたい!

orihime さんのコメント...

もち粉って、最近はやりの「米粉」ってことかな〜?「オーブン設定温度176℃」が、今回のツボでした。山女さん意外に几帳面ね〜(^^)

「小豆を炊く」って、なんだか沢村貞子とか幸田文っぽい香りがします。

で、当然「山男」さんも、あんこOKなのね?我が家のコーチよりジャパニーズかもっ!

じょうちゃん さんのコメント...

ね、ね、おいしいでしょ?
それにしても、きれいな写真ね。
大福もきんつばもおいしそう。

私も色々と作ってみたくなっちゃた!
またおいしいモンのレシピを交換しようね。

山女 さんのコメント...

chiblitsさん、

Chib家のあんこ、きっとおいしいでしょうねえ。ちびちゃんもおこぼれに預かれるのですね。(生卵じゃないですよね?)
そうですね。このマフィンならもち粉の不足を小麦粉で補ったらさくさく感がちょっと増す感じになるんでしょうか。
chiblitsさん流のアレンジがまた楽しみです。

danちん、
真のガイジンへの道はまだ遠いのだ...

orihimeさん、
日本で米粉はやってるんだねー。自給率向上のためってほんと?日本ってそんな上意下達的な流行って起こるんだっけ?(省エネルックを思い出してしまった。)
日本の米粉はもち米のとうるち米のと両方あるみたいだね。

176℃はじょうちゃんだよ〜。あたしじゃないよ〜。

貞子さんや文さんは東の方だからどうかなあ??

山男、あんこオーケーだよ。白あんのまんじゅうもうまい!って食ってるよ。どら焼きを初めて食べた時のリアクションをお見せしたかった。。。でもたくさんは食べないけどね。このもち粉マフィンは山男の弟が「まいう〜!」ってうなってました。

じょうちゃん、
ほんとにありがとねー。これできたてもおいしいけど、1日経ってからのもまたおいしいねー。
ぜひぜひまたレシピ交換!
おいしくて「簡単な」モンでよろしくお願いしますね〜!

ずんこ さんのコメント...

「もち粉」って、日本で自宅でもちつく時に使うじゃない?ほら、もちちぎる前に、木のお重みたいなのに広げて、、、って田舎者を露呈してしまったか。
先日、アメリカンの学生が「先生、これモチブラウニー」ってくれました。モチ粉使用のブラウニー。もっちりしているけど、ちょっと気分はヘルシーで、バクバクいっちゃいました(チョコとブルーベリー味)レシピーはわかりませんが、今度挑戦してみて下さい。

山女 さんのコメント...

ずんこさん,

餅つきの時の餅とり粉ってもち米の粉なん?あれって片栗粉とか上新粉とかうるち米の米粉とかなんじゃないかい?
よう分からんけど、ウチは片栗粉だったような気がするけど。。。。田舎は本格的なんかな。

すいません、モチブラウニーの「気分はヘルシー」って、ヘルシーの根拠はどこに?

ぐれい さんのコメント...

すばらしいっ!
粉わさびみたいに水でとくだけの餡子もなかなかいけると思うんだけどなー。

山女 さんのコメント...

粉あんこぉ〜?
うーん、カップしるこしか思い浮かばないぞ。行けるのか。。。。何だか試してみたい。

totto さんのコメント...

凄~い。
色々おっしゃっていますが、ちゃんと和菓子を色々上手につくっていらっしゃるんじゃないですかー。
私、自慢じゃないけど、和菓子って作った事ほとんどありません。
あんこだて、いつも、そう、わさびの粉のように(笑)水で溶いて煮るさらし餡(長持ちだし、使いたい量だけ作れるから便利:ちょっと日向臭いかな?)か、市販の漉し餡です。
もち粉って、そういえば上新粉とは別であったような気がします。

山女 さんのコメント...

tottoさん、

滅多にやらないから、やったら嬉しくてこうして公表してしまうんですよ。でも、tottoさんほどの方が和菓子作ったことないなんて!?でも、いつもきれいなケーキや難しい薫製なんか作ってらっしゃるから、和菓子まで手が回らないんですね。きっと。